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ダルビッシュ 130球 降板騒動 [MLB]

ダルビッシュがワシントン監督を擁護

7勝目を挙げた16日のタイガース戦で、
レンジャーズのワシントン監督がダルビッシュ有投手に
8回、130球を投げさせたことに対して批判の声が起こっている。

メジャーでは先発投手の投球数は、投手の肩を守るため100球前後とされ、
100球を目安に、投球数制限が一般的だからだ。

16日のダルビッシュも115球を投げ終えた7回で降板かと思われたが、
ワシントン監督が「行けるか」と要請、
1イニングが追加され、結局8回130球を投げることになった。

そして、ダルビッシュに異例の球数を投げさせたことに対して、
アメリカのメディアも疑問を投げ掛けたのだ。

これに対してダルビッシュは、
前日テキサス州で発生した竜巻の影響で飛行機が遅れ、
救援投手陣が疲れ切っていたことによる
チームの状態を考えた自発的な仕事であったことを打ち明けている。

「竜巻のため移動が出来ず、飛行機に7時間くらい乗ってました。
寝たのは朝4時半。朝起きた時の身体の状態は最悪でした。」と、
先発のダルビッシュ自身がひどい体調であったことを打ち明けている。

「あんな移動の後だったので皆疲れてるし、最低7回は投げなきゃいけない状況。
しかしいざ投げ出したらまぁまぁ良く8回まで投げられました。
4失点しましたが仕方ない!」と、
自分のことはさておいて救援陣の疲労を気遣っていた。

ワシントン監督も、
「自分の決断に迷いはない。昨日の試合で8回をしのげるのはダルビッシュだけだった。
彼が投球過多になっているとも思わない。彼は馬のように働いてくれる。」
と深い信頼感を表した。

日本の野球界では、先発完投は当たり前のことだ。

でも、チームのことを常に念頭においているダルビッシュは、
プロとしてさすがというべきではないか。




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